Mikako Hayashi-Husel

2022年3月16日3 分

DWのニュースで鍛えるドイツ語(B2)リスニング

DWでは以前から Deutsch Lernen のコーナーで「langsam gesprochene Nachrichten」というニュースのオーディオファイルとテキストを提供しています。

この度そのモバイル版がローンチしました。これでスマホからでも見やすいページデザインでゆっきり発音のニュースを利用できます。


 

週6日、全世界のトップニュースがゆっくりのドイツ語で聴いて、読むことができます。

トップニュースなので、日本語でも同時期に報道されている可能性が高いため、日本語で先にニュースを知っていれば、DWのニュースの内容も察しがつきやすいのが利点です。

これはつまり、まとまったドイツ語テキストの聴き取り能力を鍛えることに集中しやすいということです。


 

日本語ニュースを先にインプットしてからドイツ語のニュースを聴きましょう。

お勧めのステップは以下の通りです。

(ここより先は有料Steckenpferd会員限定です。月額5€からそれぞれのニーズに合ったプランをお選びいただけます。)

  1. まずはテキストなしで、ただニュースを聴きます。

  2. もう一度テキストなしでニュースを聴き、重要単語または情報をメモします。(「重要さ」はゆっくり話されているニュースであっても、さらに強調されて発音されるので、それとわかることが多いです。聴き取れないほど速く発音されるところに重要事項があることはまずありません。)

  3. テキストと比較して、自分のメモしたものが正しいか、また全体のどのくらいの分量だったかを確認します。

  4. もう一度テキストを見ながらニュースを聴き、テキストなしで聴き取れなかったところに特に注意して聞き取れるようにします。


 

こうした中で、分からない単語や言い回しが出てくるとは思いますが、大意を掴めればよしとするのが最善です。知らない単語をいちいち全部調べるのは控えましょう。

これは、知らない単語でも文脈から「こういう意味だろうな」と当たりをつけるという能力を鍛えるためです。


 

大まかな意味すら掴めない場合だけ、未知の単語を最大3個まで調べます。

なぜ3つなのかと言えば、人間は一度に3つ以上のことを覚えられないからです。

だから、最初からどうしても知りたい単語または言い回し3つに絞って調べ、それらを確実に学習する方が効率が良いのです。


 

翻訳できるほど正確にニューステキストを理解しようとするのは、手間のわりに学習効果が低いので、あまりお勧めできないコスパの悪い方法です。

欲張らずに、ニュース教材では学習目標を1)聴き取り能力を鍛える、2)大意を掴む、の2つに絞り、調べる単語や表現は3つまでに制限することで、1回の学習にかかる手間が低く抑えられ、それ故に長続きしやすくなります。


 

外国語の上達に不可欠なものは、他でもないこの「長続き」です。

1回の学習で欲張ってしまうと、大変過ぎて途中でめげてしまう原因になりがちですので、「少なく長く」を心がけて頑張りましょう!😊

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