ミヒャエル・エンデ「ネバーエンディングストーリー」を一緒に読もう13

最終更新: 4月16日

前回の続きです。


テキスト

Die Hefte, die Schulbücher und der Federkasten in seiner Mappe hüpften und klapperten im Takt seiner Schritte. Er bekam Seitenstechen, aber er rannte weiter.

Der Regen lief ihm übers Gesicht und hinten in den Kragen hinein. Kälte und Nässe drangen durch den Mantel, doch Bastian fühlte es nicht. Ihm war heiß, aber nicht nur vom Laufen.

Sein Gewissen, das sich vorher in dem Buchladen nicht gemuckst hatte, war nun plötzlich aufgewacht.

All die Gründe, die so überzeugend gewesen waren, erschienen ihm plötzlich völlig unglaubwürdig, sie schmolzen dahin wie Schneemänner im Atem eines Feuer speienden Drachen.

Er hatte gestohlen. Er war ein Dieb!



今回も私の朗読です(^^♪


解説

der Federkasten 筆箱、ペン入れ

in seiner Mappe = Schulmappe 学生かばんの中

hüpften - hüpfen 飛び跳ねる。3人称複数過去。

klapperten - klappern ガタガタ(カタカタ)音を立てる。3人称複数過去。

im Takt seiner Schritte 彼の歩み(の拍子)に合わせて

Seitenstechen 脇腹の痛み

sich ... gemuckst hatte - sich mucksen (音や動きなどで)目立つ;不平を言う、反抗する。3人称単数過去完了。

überzeugend 納得させる、説得力のある

schmolzen dahin - dahinschmelzen 溶けてなくなる。3人称複数過去。

Feuer speienden - 火を吹く。現在分詞、男性単数属格。

Drachen - der Drache 竜、ドラゴン。男性単数属格。

hatte gestohlen - stehlen 盗む。3人称単数過去完了。


試訳

学生かばんの中のノートや教科書や筆箱が彼の走るリズムに合わせて飛び跳ね、ガタガタと音を立てた。脇腹がいたんだが、彼は走り続けた。

雨は彼の顔を伝って後ろの襟の中に入り込んだ。冷たさと水気がコートの中へ浸み込んできたが、彼はそれを感じなかった。彼の体は火照っていたのだ。そしてそれは走ったことによるものだけではなかった。

彼の良心が、さっき本屋の中では何の声も上げなかったのに、今になって突然目覚めたのだった。

あれほど説得力を持っていた理由のすべてが突然まったく信憑性のないもののように思われた。まるで火を吹くドラゴンの息を吹きかけられた雪だるまのようにそれらの理由が溶けてなくなってしまったのだった。

彼は盗みを働いたのだ。彼は泥棒になったのだ!


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