ドイツ語を第二外国語として習う時、まず最初に衝撃を受けるのは名詞に性があるということではないでしょうか。英語と同系のゲルマン語派に属するとはいえ、英語はわずかな例外を除いて名詞の性を失ってしまいました。また、フランス語やイタリア語やスペイン語などのラテン語の系譜を引き継ぐいわゆるロマンス語派では名詞には男性・女性のみがあり、中性名詞はわずかな痕跡を残しているにすぎません。ところがドイツ語では男性・女性・中性の3つの性が健在で、中性がなくなりそうな気配も全くありません。
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