ネイティブでも時に間違う慣用句をご紹介します。
wie ein Rohrspatz schimpfen オオジュリン(ホオジロの一種)のように罵る
Rohrspatz とはRohrammer(学名:Emberiza schoeniclus)の俗名です。葦の中で大声で長々と鳴くことで知られています。この鳥のように罵るとはすなわち「大声で罵る」ことを指します。
でも実際にこの鳥の鳴き声を聴くと、罵っているようには思えないのですが、皆さんはどう思いますか。
この慣用句とよく間違われるのが
wie ein Schneider frieren 仕立屋のように凍える
です。昔、仕立屋はたいてい貧乏で体が貧弱で、他の人よりも凍えることが多いと考えられていたことから来た慣用句です。意味は「極度に・すごく凍える」です。
これが上の慣用句と混じって、wie ein Schneider schimpfen や wie ein Rohrspatz frieren と言い間違われることが少なくないようです。
日本語で「汚名返上」と「名誉挽回」が混じって「汚名挽回」なんて言われてしまう(汚名を挽回してどうする?)のと通じるものがありますね(笑)
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