Redewendungen der Woche 今週のドイツ語慣用句 KW03/2021

最終更新: 2月21日

今週(2021年第3週)にFBのページTwitterまたはNoteでご紹介した「Redewendung des Tages 今日のドイツ語慣用句」をまとめてご紹介します。


1.unter Alkohol stehen


意味: 酔っぱらっている。 字義通りには「アルコールの下に立っている=アルコールの影響下にある」


例文: Der Fahrer des Lieferwagens stand ganz offensichtlich unter Alkohol.(訳例:配送用ライトバンの運転手は見るからに酔っぱらっていた)


解説: betrunken sein というよりもややエレガントな言い回しの慣用句です。 「人を酔っぱらわせる」は、jemanden unter Alkohol setzen と言います。



2.alles in allem


意味: すべてをひっくるめて、全体的に見て;結局のところ、とどのつまり、要するに。 字義通りには「すべての中のすべて」


例文: Alles in allem eine sehr gelungene Reise! Ich wäre allerdings gern noch ein oder zwei Tage in der Natur geblieben.(訳例:全体的に非常にうまく行った旅行だった。でも、もう1・2日くらい自然の中にとどまりたかったな)

Alles in allem wird deutlich, dass die Zukunft große Chancen bereithält - sie enthält aber auch Fallstricke. (訳例:トータルで見て将来大きなチャンスがあることは明らかになるが、落とし穴もある)


解説: alles は all の中性形で「万事、全部、すべて」を表す(代)名詞ですが、形容詞変化するところが厄介です。allem は alles の Dativ 与格です。 字義通りの意味「すべての中のすべて」から、「すべてをひっくるめて」などの意味になるのは容易に理解できるのではないでしょうか。insgesamt gesehen や zusammengenommen と言い換えることも可能です。



3.alles und jedes


意味: (例外なく)何もかも、何でも。 字義通りには「すべてとどれも」


例文: Um alles und jedes muss man sich hier selbst kümmern.(訳例:ここでは何もかもすべて自分でやらなければならない)

Verantwortlich zu sein heisst nicht, dass sie alles und jedes selber machen muss. (訳例:責任を持つということは、彼女が何もかもすべて自分でしなければならないということではない)


解説: alles(すべて)も jedes(どれも)も単数中性形の Nominativ 主格または Akkusativ 対格です。普通に形容詞変化しますので、たとえば前置詞 bei と組み合わせれば bei allem und jedem になります。 ほぼ同義語である二つを重ねることで「例外なく何もかも」という強調の意味になります。



4.alles, was Beine hat

意味: 誰でも、どんな人でも、みんな。 字義通りには「足を持つものすべて」


例文: Alles, was Beine hat, war auf dem Sportplatz.(訳例:誰もが運動場にいた)


解説: 「足を持つものすべて」が「誰でも、みんな」という意味になることは特に不思議ではないと思います。 この慣用句には冗談めいた außer Tisch und Stuhl/bis auf Tische und Stühle(テーブルとイスは除く)という追加フレーズもあります。

また、「中国人が何でも料理して食べる」ことをネタとして、

Die Chinesen essen alles, was fliegt, außer Flugzeug, und alles, was vier Beine hat, außer Tisch.(中国人は飛ぶものは飛行機以外なんでも、4つ足のものはテーブル以外なんでも食べる)などと言うこともあります。



5.alles, was Rang und Namen hat


意味: 名士・有名人みんな。 字義通りには「地位・身分と名前を持つものすべて」


例文: Bei Horses & Dreams in Hagen am Teutoburger Wald versammelt sich alles, was im Reitsport Rang und Namen hat. - NDR, 27. April 2019(訳例:トイトブルクの森付近、ハーゲン市のHorses & Dreamsには乗馬界の有名人が一堂に会した)


解説: この慣用句の意味は、字義通りの意味「地位・身分と名前を持つものすべて」から容易に察しが付くかと思います。 Rang は特に重要性を強調する働きがあり、「Rang und Titel(地位と肩書・学位)」「Rang und Würde(地位と品格)」「Rang und Stand(地位と身分)」などのように組み合わされて使われることが多いです。


6.nicht [mehr] alle beisammenhaben


意味: どうかしている、正気ではない。 字義通りには「(もはや)すべての感覚(五感)を正常に持ち合わせていない」


例文: Du hast wohl nicht alle beisammen!(訳例:あんた、頭おかしんじゃないの?!)


Er hat mich anpumpen wollen, ich glaube, der hat sie nicht mehr alle beisammen.(訳例:彼は私にお金をせびろうとした。もう正気じゃないと思うね)


解説: この慣用句における alle とは「alle fünf Sinne 五感すべて」の省略です。慣用句とはいえ少々バリエーションがあり、mehr や beisammen が省略され、"sie nicht (mehr) alle haben" ということもあります。目的語である代名詞 sie も省略されたりされなかったりします。 いずれにせよ、「五感がすべてまともに働いていなければ不可解な行動をとる」ということを前提とした表現です。


7.mit etwas alleinstehen


意味: ~で孤立している。 字義通りには「~で1人で立っている」


例文: Er konnte nicht begreifen, dass er mit seiner Meinung völlig alleinstand.(訳例:彼は自分の意見に賛同者がなく完全に孤立しているということを理解できなかった)


解説: この慣用句はほぼ字義通りの意味なので、特に理解に苦しむことはないと思いますが、正書法的には厄介なものです。 旧正書法では allein stehen と切って書くのが正しかったのですが、新正書法では、 allein stehen と書くのは「(助けなどを借りずに)1人で立っている」という字義通りの場合のみで、それ以外の「孤立」のような比喩的な意味の場合は alleinstehen と繋げて書くと定められています。 ただ、書くことを生業としているのでもない限り、この規則をきちんと知って使える人は多くないと思います。



以上が今週、FBのページTwitterまたはNoteで毎日1つずつご紹介していった慣用句のまとめと補足です。1日1つずつの方がよいという方は、FBのページTwitterまたはNoteをぜひフォローしてください。

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