Redewendungen der Woche 今週のドイツ語慣用句 KW48/2020

最終更新: 2020年12月1日

今週(2020年第48週)にFBのページTwitterまたはNoteでご紹介した「Redewendung des Tages 今日のドイツ語慣用句」をまとめてご紹介します。


1.Du kannst mich am Abend besuchen.


意味:もう関わりになりたくない。いい加減にして欲しい。 字義通りには「君は夜に私のところを訪ねることができる」


例文: Meine Freundin hat mich jetzt schon das dritte Mal versetzt, die kann mich mal am Abend besuchen.(訳例:彼女はもう3度も約束をすっぽかしたんだ。もういい加減にして欲しいよ)


解説: 言葉通りの意味と実際の意味を比べると「なぜ?!」と驚くかと思いますが、これは野卑な表現である「am Arsch lecken(ケツを舐める-->くそくらえ、ほっといてくれ)」の上品な言い替えなのです。「am A...」だけが本来の言わんとしている表現を暗示していることになります。 Du kannst mich mal! という言い方もします。これも「am Arsch lecken」と続けるのを控えた表現のバリエーションです。


2.das Abendmahl auf etwas nehmen


意味: それは誓って大丈夫だ、それは間違いない。字義通りには「それに関して(またはそれにかけて)聖餐を取る(受ける)」


例文: Sie ist dabeigewesen, darauf nehme ich das Abendmahl. (訳例:彼女はそこにいた。誓ってそれは真実だよ)


解説: das Abendmahl は「新約聖書」の福音書に叙述されたキリスト受難前夜のキリストと十二弟子との最後の晩餐を指す一方で、プロテスタント(新教)においては聖別の制定句と陪餐(聖体拝領)を含む Kommunion の意味で「聖餐」を指します。新教における聖餐式 das Abendmahl nehmen(または empfangen)は秘跡 Sakrament の1つで、信者の信仰を確認・強化する意味があるため、auf etwas(何かについて)それをするということは、そのことを神(または自分の信仰)にかけて誓うことになります。この慣用句はその誓いの比喩です。 現在では「古めかしい」表現で、知らないドイツ語ネイティブも多いかもしれません。


3.bei jemandem abgegessen haben


意味: ~にもはや愛想をつかされている、~歓迎されていない。字義通りには「~のところで食べ尽くした」。


例文: Dein Freund hat sich auf der Feier wieder vorbeibenommen, der hat bei uns abgegessen. (訳例:お前の友達はパーティーでまた羽目を外していたぞ。あいつはもううちに連れて来るなよ)

Zum dritten Mal hat er nun schon sein Versprechen gebrochen. Der hat aber jetzt bei mir abgegessen. (訳例:彼が約束を破るのはもうこれで三回目だ。彼には本当にもう愛想が尽きた)


解説: お客としてよそのお宅にお邪魔して、そのお宅で食べ物をあるだけ食べつくしてしまえば、当然迷惑で、そういうお客にはもう来てもらいたくないと思うのが人情ですよね。この慣用句はそれを比喩的に用いたものです。主にドイツ中東部で限定的に使われる表現なので、知らないドイツ人が多いことにご注意ください。


4.Dieser/Der Zug ist abgefahren.


意味: 機会を逃した。もう遅い。字義通りには「この/その電車は出発した」


例文: Reformen in diesem Bereich sind jetzt nicht mehr möglich. Dieser Zug ist für die Gemeinden längst abgefahren.(訳例:この分野の改革は今となってはもう不可能だ。自治体はとっくにその機会を逃してしまったのだ)

Zu seinem Schrecken musste er einsehen, dass dieser Zug bereits abgefahren war. (訳例:すでにこの機会を逃していたことを彼は驚愕とともに認めざるを得なかった)


解説: この慣用句は、駅での電車発進準備完了アナウンスから来ています。これがアナウンスされると、たとえ電車がまだホームにあって、物理的にまだ発進していなくても、乗客が乗り込むことはできなくなります。乗ろうと思った電車のドアが目の前で閉められて、出発してしまった経験はどなたにもあるかと思いますが、そういうなんとも悔しい状況を比喩的に用いたのがこの表現です。 例文にもある通り、schon, bereits, längst と言った副詞を伴うことが多いです。