Redewendungen der Woche 今週のドイツ語慣用句 KW50/2020

最終更新: 2020年12月18日

今週(2020年第50週)にFBのページTwitterまたはNoteでご紹介した「Redewendung des Tages 今日のドイツ語慣用句」をまとめてご紹介します。


1.etwas in Abrechnung bringen


意味: ~を差し引く、控除する


例文: Die Kosten für die Montage bringen wir in Abrechnung.(訳例:取付工事の費用は差し引かせていただきます)


解説: 商業用語で典型的な言い回しです。「差し引かれる、控除される」という受動的意味の etwas kommt in Abrechnung ( = in Abrechnung gebracht werden) という表現とセットで覚えるといいでしょう。 例文:Der Preis beträgt 2400 €, wenn die Transportkosten in Abrechnung kommen.(訳例:価格は、輸送費が控除される場合は2400ユーロになります) abrechnen という動詞と意味は同じですが、Funktionsverbgefüge 機能動詞結合構造である in Abrechnung bringen/kommen を使うと、より役所っぽい言葉遣いになります。


2.etwas in Abrede stellen


意味:

~を否認・否定する


例文: Wir stellen gar nicht in Abrede, dass sie gleichzeitig auch uneigennützige Ziele verfolgen können.(訳例:彼ら・彼女らが同時に利己的でない目的を追求している可能性があることを私たちは全く否定しない)

So etwas auch nur geträumt zu haben, stellte sie jetzt energisch in Abrede.(訳例:そんなことを夢にも思ったことないと、彼女は今になって激しく否認した)


解説: stellen を使った典型的な Funktionsverbgefüge 機能動詞結合構造です。 動詞 ab­re­den の「~をしないように誰かを説得する」という意味(すでにかなり古風)からの派生で、「何かを信じないように誰かを説得する」が本来の意味だったかと思われます。現在ではこの慣用句の中でのみ使用されていますが、すでに消滅フラグが立っている感じがしますね。 Abrede にはもう1つ Verabredung(約束・合意)の意味もあり、eine Abrede treffen(約束する、合意する)などと言うこともありますが、かなり雅というか古臭い言い回しです。


3.sich auf dem Absatz umdrehen/umwenden


意味: くるりと背を向けて立ち去る、踵を返す。字義通りには「踵のところで回転する/向きを変える」


例文: Als er unter den Gästen seine frühere Frau entdeckte, drehte er sich auf dem Absatz um.(訳例:彼はお客の中に元妻を見つけると踵を返した)

Er wartete keine Antwort ab, sondern wendete sich auf dem Absatz um und schritt nun ebenfalls zur Tür.(訳例:彼は返事を待たずに踵を返し、ドアの方へ向かいもした)


解説: 日本語の「踵を返す」に近い言い回しなので特に解説は必要ではないと思いますが、再帰動詞なので注意が必要です。 再帰動詞を使わないバリエーションは、auf dem Absatz kehrtmachen です。再帰動詞がどうも使いづらくて苦手という方にはこちらのバージョンの方がいいかもしれませんね。


4.etwas zum Abschluss bringen


意味:

~を終える、~を落着させる


例文: Wir werden die Verhandlungen in der nächsten Woche zum Abschluss bringen.(訳例:私たちは来週、交渉を完了させる予定です)

Wir sollten uns beeilen und diese Angelegenheit zum Abschluß bringen.(訳例:急いでこの案件に決着を付けないと)


解説: 非常に使用頻度の高い Funktionsverbgefüge 機能動詞結合構造で、etwas abschließen という動詞だけで表現するよりもやや「終了・完了」の意味が強調されます。

完了・決着の対象が主語になる場合は、zum Abschluss kommen (etwas kommt zum Abschluss) となります。



5.auf der Abschussliste stehen


意味: 停止・廃止・排除が予定されている、解雇候補に挙がっている。字義通りには「射殺リストに記載されている」


例文: Elf Alarmzeichen, dass Sie auf der Abschussliste stehen(訳例:あなたが解雇リストに挙がっていることを示す11の兆候)

Während bei anderen Herstellern – wie zum Beispiel Toyota – die Dieselmotoren inzwischen auf der Abschussliste stehen, bleiben sie bei VW und auch im neuen Golf erstmal unangetastet. (訳例:他の、トヨタなどのメーカーではすでにディーゼルエンジンの製造停止が予定されているのに対して、フォルクスワーゲンでは、新型ゴルフにおいても、ディーゼルエンジンはひとまず健在だ)


解説: 本来は狩猟用語で、「Auf der diesjährigen Abschussliste stehen 43 Zwergwale und 134 Seiwale.(今年度の捕獲リストにはミンククジラ43頭とイワシクジラ134頭が記載されている)」のように使われ、公的に許可が下りた鳥獣捕獲量のリストを表します。

上の慣用句は既にリストに載っている状態を表しますが、そのリストに載ることは auf die Abschussliste kommen / gelangen と言います。


6.es auf jemanden abgesehen haben


意味: 1. 誰かをいじめ・批判の対象として狙っている 2. 誰かを誘惑の対象・結婚相手として狙っている


例文: 1. Auf Kropp ... und mich hatte er es besonders abgesehen, weil er unsern stillen Trotz spürte.(訳例:彼はクロップや…私に特に狙いを定めていた、というのは、彼が私たちの暗黙の反発を感じ取っていたからだ)

2. Nimm dich in acht, ich glaube, der Lange mit der Brille hat es auf dich abgesehen!(訳例:気を付けなよ。あのメガネかけた背の高い奴、あなたを狙ってると思う)


解説: 銃の照門 Kimme は、以前 Absehen と呼ばれており、そこを覗いて獲物を狙うことを absehen という動詞で表していたことからこの慣用句が来ています。

es auf etwas abgesehen haben のように人の代わりにものを狙う対象にすることもできます。「なにかを欲しいと思う」という意味と、「何かを意図する」という意味があります。

例:Ihr habt es doch alle nur auf mein Geld abgesehen!(お前たちはどうせ俺の金が欲しいだけなんだろ!)

Er hat mir meine Offenheit sehr übelgenommen, dabei hatte ich es gar nicht auf eine Kränkung abgesehen.(彼は私のあけすけさにすごく気分を害した。でも、私は傷つけようと思ったわけではなかった)

文脈によっては日本語でも「~を狙う」ということも可能でしょう。「ウケを狙う」などは es auf einen Lacher abgesehen haben と言えるでしょう。


7.sich mit der Absicht tragen, etwas zu tun


意味: ~する意図がある


例文: Wir tragen uns mit der Absicht, ein neues Haus zu bauen.(訳例:私たちは家を新築しようと思っています)


解説: tragen の代表的な意味「持つ、運ぶ」しか知らないと分かりにくい慣用句だと思います。再帰動詞 sich tragen には、「内心で何かのことを考える」という意味があり、Absicht(意図) の他に Plan(計画)+zu不定詞句で、sich mit dem Plan tragen, etwas zu tun ということもできます。



以上が今週、FBのページTwitterまたはNoteで毎日1つずつご紹介していった慣用句のまとめと補足です。1日1つずつの方がよいという方は、FBのページTwitterまたはNoteをぜひフォローしてください。

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