Jacke wie Hose は直訳すれば「ズボンのような上着(ジャケット)」ですが、そう言われても意味わかりませんよね。😅
これは「どうでもいい」「どっちでもいい」を言う意味のスラングです。
その起源は、17世紀のモードで上着とズボンを同じ生地で仕立てるのが流行り、仕立て屋が「上着もズボンと同じ生地」と「どっちでもいい」の意味で言っていたのが広まったようです。
それ以前は、
das sind zwei Hosen eines Tuches.
(それは同じ布の2本のズボン)
と言っていたそうです。 通常
(Es) ist mir Jacke wie Hose. (私にはどっちでもいい)
のように使います。
また、単独でばかりでなく、長めの文で使われることもあります。
例:
Es ist nicht Jacke wie Hose, welche Socken man wann anzieht. (どのソックスをいつ履くかはどうでもいいことじゃないよ)。
また、服のセカンドショップやクリーニング屋さんに「Jacke wie Hose」という店名が結構あります。「どれでもいいけど、とにかく服を扱います」と言うようなニュアンスが込められているようです。
DRKドイツ赤十字のセカンドハンドショップ(下)も「Jacke wie Hose」です。
くだけた言い方なので、改まった場では使わないようにしてくださいね。
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