Sie oder Du

最終更新: 1月13日

Sie か du かは外国人ばかりでなくネイティブでも難しい微妙な問題です。

Sie で話すことを siezen、du で話すことを duzen と言います。

基本的に du は親しさを表しますが、別に友達にならなくても、会ったばかりでも状況によっては事前の同意がなくても du の方が適切であることも多いです。例えば学生同士である場合、酒場やフォーマルでないパーティなどです。


職場ではどうでしょうか。これは本当に職場によりけりで、平均年齢が低ければ同僚同士誰かれ構わず du、平均年齢が高ければ基本的に Sie で、個人的に親しくなってから du に切り替えるという傾向はみられますが、一概には言えません。これはもうまわりに合わせるしかありませんね。


Du は平等(Gleichheit)やモダンであること(Modernität)の象徴となりつつあり(Du-Kultur と礼賛されています)、Sie には旧態依然とした階級を重んじるイメージが形成されつつありますが、地域や年齢によっても受け止め方がやや違いますし、個人的な主義で安易に du を使うことを嫌う人もいますので、注意が必要です。同意なくいきなり du を使うことは上述の状況以外では失礼な行為になるため、前もってきちんと了解を取ることが必要ですが、これに絶対に了解しない人も稀にいます。大抵は du のほうが気楽なので、「du にしましょう」と言われれば、「いいですね、そうしましょう」になります。


しかし、誰からdu への切り換えを提案する(Du anbieten)かというのもなかなか微妙な問題です。基本的には年上・目上または立場が上の者(ranghöhere Person または der/die Ranghöhere)が年下・目下または立場が下の者(rangniedere Person またはder/die Rangniedere)に、男女間では女性から男性にということになってますが、ムードメーカーみたいな人が形式抜きでグループ全体に向かって「Du でいいよね?」みたいに軽く提案することもあります。

もし、プロジェクトチームなどの既成のチームに自分が新しく参加する場合、チームの人たちがみんな du で、ファーストネームで呼び合っているようであれば、自己紹介の時にファーストネームだけを言うと問題なくその du の輪に入れます。

新しくチームを結成する場合はチームリーダーが大抵どうするかを決めます。チームメンバーが顔見知りばかりだとルールを規定しないことも多いですが。

顧客に対してはもちろん Sie が基本です。Du の提案は顧客の方からされるのを待ちます。

若い世代では形式的な提案なくいきなり Du のこともままありますが、その辺は相手に合わせるのが最善でしょう。


では du への移行を提案するフレーズの例をいくつか挙げます。

Darf ich Ihnen Du anbieten?(目上の人または立場が上の人に言ってはいけません)

Können wir uns (vielleicht) duzen?

Können wir (vielleicht) per Du sein?

Ist Duzen OK?

vielleicht を入れることで相手の意向を尊重する丁寧さが増します。


応え方は色々ですが、Ja, gerne あたりが一般的で無難です。

こうして了解し合った後に「Ich bin (ファーストネームまたは呼んで欲しいニックネーム)」と言って握手するのが古き良きマナーですが、バーチャルの場合は握手はできませんし、そうでなくても省略することもあります。

上の図解では du は24時間以内なら取り消すことができ、それを過ぎたら一生 du の関係が継続すると解説されていますが、もちろん常にそうというわけではありません。今までずっと du だったのにいきなり Sie に切り替えることで親しい関係の終了・心理的な距離を取ることを表します。日本語で今まで「タメ口」だった相手にいきなり敬語で話してよそよそしくするのと同じですね。


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