Du gehst mir auf den Keks!
- Mikako Hayashi-Husel
- 2020年1月2日
- 読了時間: 2分
更新日:2020年1月14日
今回はクッキー(Keks)です😄
いえいえ、クッキーの話ではなく、クッキーという言葉を使った表現ということで。
Du gehst mir auf den Keks! あんた、うざいのよ!
Dieser Dauerregen geht mir auf den Keks! この雨が降り続くのには嫌気がさすよ!
この「jemandem auf den Keks gehen」は、言葉通りに訳せば「誰かのクッキーの上に行く」という面白い表現です。
意味は「jemandem auf die Nerven gehen」と同じで「誰かの神経に障る」「煩わしい」「うざい」「不快である」といったところです。
この表現は比較的新しく、せいぜい30年くらいだろうと言われていますが、その起源は諸説あって実は不明です。
同様の意味のフレーズのバリエーションが口語ではいろいろあります。
jemandem auf den Geist gehen
jemandem auf den Wecker gehen / fallen
jemandem auf den Senkel gehen
jemandem auf den Zeiger gehen
他にもかなり下品な男性特有の表現として「jemandem auf den Sack gehen」があります。Sack は袋、サックを意味しますが、ここでは Hoden(睾丸)を指しています。Hoden(睾丸)の別の隠語 Eier (卵の複数形)を使って「jemandem auf die Eier gehen」とも言います。
これらを使うのはあまりお勧めしません。私のダンナなどはたまに言ってますけど😅
そのバリエーションの豊富さから、auf の後には何が来てもいいような印象を与えますが、Leim(にかわ、トリモチ、のり)を使った「jemandem auf den Leim gehen」だけは全然違う意味で、「だれかに騙される」ですのでご注意ください。
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