【学問の自由】シュタインマイヤー独大統領ボン大学創立200周年記念式典式辞を原文で読もう(13)

最終更新: 1月24日


第12回に引き続き、大学のあり方について。「民主主義の場」ひいては「民主主義」とはどういうものなのか、シュタインマイヤー大統領の考えを具体化していきます。

【原文】

Was heißt das konkret? Zunächst einmal glaube ich, um ein Ort der Demokratie zu sein, muss die Universität zuallererst ein Ort der Freiheit sein!

Denn, daran muss man in diesen Zeiten leider erneut erinnern: Demokratie ist nicht eine entweder liberale oder illiberale. Vielmehr gilt, Demokratie ist entweder liberal oder sie ist nicht. Die "illiberale Demokratie" ist ein Widerspruch in sich. Demokratie setzt Wahlen voraus, geht allerdings nicht darin auf. Sie legitimiert die Mehrheit, allerdings in den Grenzen von Recht und Verfassung. Will sagen: Entgegen Auffassungen, wie sie neuerdings in manchen Teilen Europas vertreten werden, geht Demokratie nicht ohne Rechtstaatlichkeit und Minderheitenschutz, sie verendet ohne Menschenrechte und bürgerliche Freiheiten. Und sie steht und fällt mit der Freiheit des Geistes!


【解説】

eine entweder liberale oder illiberale ⇒ entweder eine lieberale Demokratie oder eine illiberale Demokratie

geht allerdings nicht darin auf それだけで終わるわけではない(それだけで成立するわけではない)

Will sagen つまり、すなわち

Rechtstaatlichkeit = Rechtsstaalichkeit の間違い

【翻訳】

それは具体的にどういうことでしょうか?まずは、民主主義の場であるためには、大学は何よりも自由の場でなければならないと私は信じています!


というのは、この時代に残念ながらまた改めて思い起こさずにはいられないのですが、民主主義というものは、自由な民主主義または自由でない民主主義があるわけではなく、むしろ、民主主義は自由であるか、またはそうでなければ民主主義ではないということが言えるからです。「自由でない民主主義」は一種の自己矛盾です。民主主義は選挙を前提としますが、それだけで成り立つわけではありません。それは多数を正当と認めますが、あくまでも法と憲法の範囲内でのことです。つまり、近頃ヨーロッパの一部で主張されるようになっている考え方とは違い、民主主義とは、法治主義や少数派の保護なしには成り立たず、人権と市民の自由なしには滅びてしまうものなのです。そして、民主主義は、精神の自由と切り離すことはできません!











サイト会員になると無料メルマガ「Mikakoのドイツ語通信」とブログの更新情報の通知をお受け取りになれます。ぜひご登録ください!

96回の閲覧0件のコメント

フォローする

  • Facebook
  • Twitter
  • YouTube

応援する

© 2019-2021 by Mikako Hayashi-Husel. Proudly created with Wix.com