ミヒャエル・エンデ「ネバーエンディングストーリー」を一緒に読もう15

最終更新: 6月6日

前回の続きです。


テキスト

Wenn er jetzt nach Hause ginge, würde der Vater in seinem weißen Kittel aus dem Labor kommen, vielleicht mit einem Gipsgebiss in der Hand, und würde fragen: >>Schon zurück?<< - >>Ja<<, würde Bastian sagen. ->>Keine Schule heute?<< - Er sah das stille, traurige Gesicht seines Vaters vor sich und er wusste, dass er ihn unmöglich würde anlügen können.

Aber die Wahrheit konnte er ihm erst recht nicht sagen. Nein, das Einzige, was er tun konnte, war fortzugehen, irgendwohin, weit weg. Der Vater sollte nie erfahren, dass sein Sohn ein Dieb geworden war. Und vielleicht würde er ja nicht einmal merken, dass Bastian nicht mehr da war. Dieser Gedanke hatte sogar etwas Tröstliches.



今回も私の朗読です(^^♪


解説

ginge, würde ... kommen / würde fragen - 接続法第2式現在と、接続法第2式未来。

würde anlügen können - 接続法第2式未来。不定詞が2つあるため、人称変化した本動詞が副文の最後ではなく不定詞句の前に来ていることに注意。

unmöglich ... können - 「不可能」と「できる」の組み合わせは日本語に訳しづらいですが、全体的な意味として「~することは不可能だ」「~することはできない」となります。

das Einzige, was - ~(であるところの)唯一のこと

erst recht - なおさら、輪をかけて

nicht einmal - ~すらない、ちっとも~ない


試訳

もし彼が今家に帰ったなら、白衣を着た父が研究室から出てきて、もしかしたら石膏の歯列を手に持ったままで、「もう戻ったのか?」と聞くことだろう。「うん」とバスティアンは答えることだろう。「今日は学校じゃないのか?」― 彼は父の静かな悲しそうな顔を眼前に思い浮かべ、彼には全然嘘をつけたいだろうことを理解した。

でも、真実を父に言うことなどもっとできなかった。否、唯一できることは、逃げることだった。どこか遠くへ。父は、息子が泥棒になってしまったことなどずっと知るべきではないのだ。ひょっとしたら彼はバスティアンが居なくなったことにすら気が付かないかもしれない。その考えにはどこか慰めに似たものがあった。


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